
とにかくとにかく。
春からずっと不安と準備を重ねてきた、京都芸術大学 藝術学舎での授業「しごとに生かせる写真撮影術」を、無事に終えることができました!
これまで私は、美大で扱うような写真史やカメラ史といった専門的な分野をきちんと学んだことがなかったので、とにかく読んで、書いて、調べて…を繰り返しました。
勉強が得意ではない私ですが、「これは面白い!」と感じた歴史は、きっと皆さんにとっても面白いはず!という思いで突き進み、現場で得た撮影経験も組み合わせて、2日間・約10時間のオンライン講座にまとめました。
ありがたいことに、このオンライン授業は定員50名が満席に。ちょうどその頃、「オンライン授業をやったことのないあの人、大変だ!」といち早く察知し、準備からオンラインの練習、授業リハーサル、大学とのやり取り、当日の段取り、さらには2日間のご飯まで──数えきれないほど多くの場面で支えてくださったのが、小説家でサイエンスライターの寒竹さんでした。
このご恩をどう返せばよいのか…母はお洋服を作り、私は週末の文学フリーマーケットをお手伝いし、夫は飼い鳥を見せたりアイスを差し上げたり…。それでもきっと恩返ししきれないまま、次回の講座がやってきそうです。
12月の授業では、寒竹さんに教材用モデルとして登場していただきながら、「人物のポートレート」の撮り方や「死者のポートレート」の歴史を取り上げる予定です。
とにかく「9月頭の授業!」と突き進んできた日々でしたが、こうして乗り越えられ、今は毎日浮かれています、ひゃっほい。